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  • 真理の言葉 聖者の言葉

2021.07.24

与える側の人間に

この世において常に、与える側の人間になりなさい。
すべてを与え、見返りを何も求めてはいけない。
愛を与え、人の助けとなり、奉仕をし、自分のできる限りのことは何でも与えなさい。しかし物々交換は避けなさい。
条件付けをしてはいけない。そうすれば何にも欺かれないだろう。
神がわれわれにするように、自己の報酬は他者に分け与えようではないか。
                 ヴィヴェーカナンダ


ヨーガスクールカイラス発行『松川慧照エッセイ集 菩薩の生きる道』より
  • 心の訓練

2021.07.19

観念を打ち砕く

心が過去や未来にうつろうのをやめたとしても、今この瞬間を考えていてもその心が観念づけであれば意味がない。しかしほとんどの人がこの世界の様々な観念に支配されて生きている。
この観念はというと、過去の経験からつくられたものであり経験にとらわれた見方にほかならない。よって過去からの習性によって現在を生きているだけであり、これではありのままに物事をみることができず、いまここにある素晴らしさを感じることは出来ない。
よって自分にとってマイナスな観念をすべて捨てる。というか一般的にはほとんどの観念が私達のものの見方を限定し狭い空間に押し込めているのでそれらに気づき捨てていく・・壊していく。観念はまさに心に壁をつくって心を狭くしている。そして心が狭いから苦しい。
心を広げること=観念を打ち砕くこと・・・これもまた全力で取り組まなければならない。偽りなき自由と喜びの境地へとたどり着くために。
  • 心の訓練

2021.07.15

新鮮な今このとき

過去は過ぎ去ってしまいもうない、未来はまだ来ていない。なのになぜ多くの人は多くの時間を過去の栄光や後悔、未来への期待や恐怖に使っている。過去は腐った果実、未来はまだ熟していない果実、どちらもマズいだけ・・・。
新鮮な今を味わわないともったいない。いまここにすべてがある・・・。
私もこれを知り、努力つつも過去や未来を思うことに多くの時を費やしてしまっていた。

過去を思うとき、終わったことを思うことに全くなんの意味もないことを考える。人はそこにいろんな意味をたせるだろうが、本当は意味がない、どころか無駄である。後悔があるのであれば、懺悔して二度と同じ過ちは犯さないと誓ったらあとはきれいさっぱり忘れて今この瞬間に集中する。エネルギーを上げて善き思いでやるべきことをやる。

未来を恐れたり心配したりするとき、心配しようがすまいが起こることは起こるし、起こらないことは起こらないのだと思いだす。近い未来は現時点でのそれぞれのカルマによって決まっているので考えてもしょうがない。ただ今喜びをもって善き行いをして生きていればそのカルマの積み重ねによって先の未来は確実によいものになる。しかし悪いことが起きようが良いことが起きようがそれらはすべて神の愛である。私達を神の懐へと導いてくれる最短の道をいつも示してくれている。だがこれも過去や未来にとらわれていては気づくことが出来ず進むことができない。

どうかいつも今この瞬間を100パーセントの集中で全力で生きれますように。
過去や未来を思う心の習性を断ち切り、まっさらな心で今を全力で生きれますように。
  • 日々の気づき

2021.07.14

純粋な信

私たちが失ってしまったもの、神への愛、聖なるものへの信。
これは一番大切なものだ。それに気づけたものは幸せ、神への信愛(バクティ)を深めていけばいい。
常に神に心を合わせ、神に対して信愛を持ち、すべてを神の愛と観て生きる。
そのためにはエゴを放棄し、利他の思いをいつも持ち、自分の中の悪を滅し、善を行い純粋に生きる。
少しづつでもそうやって純粋な生き方ができれば、幸せだ。そしてそれは真の自由と至福へと向かう道である。
その道はいばらの道でも、その最高の道を進めるという喜びと神への信愛があれば喜びの道となる。自分の心次第だ。
世俗の低いものに固定されがちは心を至高なる神へ向ける。そして神はすべての衆生を愛しておられるので、すべての衆生への慈悲、慈愛をもつ。神への愛と衆生への愛、そして自己の放棄、どれも欠けてはならない聖なる生き方、この生き方に純粋な信を持てることは幸せ。
あとは神の導きのままに進んで行こう。

  • 日々の気づき

2021.06.23

断ち切って 繋ぎとめる

怒りが出た時、不満が出た時、欲望が出た時、執着が出た時・・・
全てすぐに断ち切って、心を聖なるものに結び付ける。愛や慈悲、そして神にしっかりと結びつける。
断ち切るだけでは力が弱い。神に心を結びつけることによって、恩寵によってエゴの低い修正を真に手放すことができる。
私たちの本性は無条件の愛であり、純粋な至福、無限の光である。それは神と一致している。
だから神と一致していない時は本当の自分からズレているわけだ。
だからズレを修正するためにはいつも神だけをを心の中に置き、神だけに意識を合わせるのが最善の方法だと思う。
神というのがしっくりこない方は、真我や光、宇宙の根源、無条件の愛などに心を合わせてもいいのだが、私には神がより身近に感じられる。
エゴが出たとき、嫌悪や否定が出た時、それらをすぐに断ち切る必要がある。断ち切れずにそれらを表現してしまったりすると増々悪しきそれらの習性が強まるだけだ。自分自身を注意深く観察して断ち切るべきものを逃さないように、そしていつも神に自分自身を繋ぎとめるように・・。
悟りへの道は自分の努力と神の恩寵によって進むもの。
いつも神だけに心を繋ぎとめておおけば、神は引っ張ってくださる。
だから、どんな時も喜びと感謝で進もう。

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