沙羅の樹の全身整体はテンセグリティの考えかたを取り入れ、全身のバランスを無理なく整え、体本来の自然治癒力を発揮出来るようにすることで、気になる症状だけでなく、体の内部を含めた全身を健康にしていく施術です。
テンセグリティとはテンション(張力)とインテグリティ(統合)をあわせた言葉です。
写真は子供のおもちゃですが、テンセグリティをあらわしており、木の棒とそれをつなぐゴムで出来ていて、引っ張る力と戻ろうとする力がお互い反発する力がうまくバランスをとって自立安定しています。この構造は細胞やウィルス、原子など自然界のありとあらゆるものの中にみることができます。そして私たちの体もテンセグリティ構造でできています。人体では骨が戻ろうとする力、筋肉や筋膜が引っ張ろうとする力という関係で成り立っています。木の棒は骨で、ゴムは筋肉です。
身体のある一部に刺激を与える(筋肉を引っぱる=筋肉を伸ばす)と、それに連動して身体全体が動くというものです。この模型も一部を押したり引くと全体が動きます。
これを応用すると、体の調子の悪いところをさわらずに他の部分を操作することで患部を緩めることが可能です。
筋膜は皮膚の下で全身に及んでひとつにつながっていて、ボディスーツのように体をおおっています。骨同士は直接くっつはおらず、筋肉と筋膜のバランスによってあるべき場所におさまっています。体に外から衝撃で変形しても、その力は体全体に広がって吸収されます。いつもこの構造が安定した形に戻ればよいのですが、どこかの筋肉や筋膜に異常や変形があるとバランスが崩れ、どこかに負担がかかり続けます。例えば写真の模型のゴムをセロハンテープで固定する(いずれかの筋肉と筋膜が柔軟性を失う)と全体の動きが悪くなります。筋膜はひとつづきなので、体の一部のバランスが崩れると必ずどこかにしわ寄せがあります。ある部分の異常(コリやこわばり、緊張など)はその部分だけにとどまらず体全体に影響をおよぼします。
このことから、腰痛だからといって腰だけに注目していても良くはなりません。体全体のバランスを整えることが大切です。
沙羅の樹では、テンセグリティの理論を使って全身を調整すると同時に脳に最適な状態を記憶させることで、無理なく最適な状態に戻す施術を提供しています。