内的な成長のために
時間はとどまることを知らない。時間は私たちの誕生の瞬間に始まり、絶えず変化しながら、やがて私たちを最後の瞬間、つまり死へと導く。これは私たちが生まれながらにして持っている本性であり、世界の本性である。精神の道を歩む人間にとって重要なことは、絶えず自分自身を調べ、精査し、人生の刻一刻をどのように生きているかを自分自身で知ることである。
ダライ・ラマ14世
完璧
この世界が、本当に、百パーセント、何の例外もなく、神の意志によって成り立っており、
神は真に、百パーセント、我々を愛してくださっているので、
この身に起きることはすべて、百パーセント、完璧であると、
真に確信することができるようになるまでは、
我々には不安や恐怖や失望や落胆がつきまとうようだ。
我々は無知なので、すぐにエゴの方をとってしまう。
自分で作った苦楽の檻に、目の前の現象を閉じ込めるな。
現象は神の愛なので、すべて完璧。
問題はこちら側の心。
これを真に受け入れるには大変な勇気が必要だが、
そのための訓練、手ほどき、リハビリを、
神は毎日、わにほどこしてくださっている。
この目が再び、神の姿を見ることが出来るように。
この体が再び、神の道具としてはたらけように。
ヨーガスクールカイラス発行 松川慧照エッセイ集より
心をおさめる
心は、捉え難く、軽々とざわめき、
欲するがままにおもむく
その心をおさめることは善いことである
心をおさめたならば、安楽をもたらす
ダンマパダ
他者を慈しむ心
他人に対して愛や優しさを持つならば、
それは他人を幸せにするだけでなく、
自分自身の幸せや平和をも育みます。
他人を思いやって行動するとき、
私たちの行動は
おのずとよい方向へ向かいます。
なぜなら、心が愛で満たされているときは
悪いものが入り込む余地がないからです。
朝起きるたびに
「今日はもっといいことをしよう」と決意し、
寝る前に一日を反省する。
その積み重ねで、前向きな精神状態に変わっていくことができます。
ダライ・ラマ14世
利他の心
苦しいのは自分の悩みばかり考えているから
他人を気遣えば視野が広がり、自分の問題が些細なものに思えてきます
自分だけが幸せになることを考えてはいけません
この地球にいきているすべての生き物たちを心から慈しみ、互いに愛し、愛されることで、私たちは生かされているのだから
腕と足は別のものです
しかし足に何か不具合が生じれば、自然と手が降りて助けに行きます
同じように、この社会の中で不具合が生じたら、
私たちはたすけに行かねばなりません
なぜかって
それは体の一部だからです
私たちの一部だからです
ダライ・ラマ14世