瞑想と真我
「瞑想って何ですか?どうするんですか?」などと聞かれることがあります。
瞑想とは、どこかへ向かうためのでも、何かを為すためのものでもありません。外側に向いていた意識を、ただ本来の自分の源へと還すことです。
私たちは元々、内側の深い静寂である「真我」そのものです。けれど日々の暮らしの中で、思考や感情という衣をいくつも重ね着し、本当の自分をすっかり覆い隠してしまいました。
私たちの内側には「真我」という強力な磁石が常に存在しています。外側の活動を休めて静かになると、心はその磁石に吸い込まれるように、自然と源へと引き寄せられていきます。
意識を真我に向け続けていると、やがて様々な想念は消え失せ、「私」というエゴも溶けていきます。そこに残るのは、名前も形もない、ただ存在する至福(サット・チット・アーナンダ)だけです。
日常の思いの中に引き戻されそうになったら、また静かに内なる磁石を思い出す。瞑想とは、時間をかけてどこかへ行くことではなく、最初からここにあった本当の自分に気づいていることです。
瞑想のポイントは
外から内へ:外側の出来事に向いていた意識を、内なる源へ戻すこと。
思考を脱ぐ:感情や考えという「覆い」を脱ぎ捨て、本来の自分(真我)に集中すること。
ただ「ある」を味わう:静かになることで内なる磁石に引き寄せられ、エゴのなくなった静かな至福にとどまること。