与える側になる
『与える側の人間になりなさい』
聖者達はこのように教えてくださる。
これは実践が大切でとても重要な教えだ。
与える側の人間である。常に。
そのためには常に他者の利益を考え、自分が他者に何を与えられるだろうかと考えて生きる。
そうすれば、他者に何かを与える機会が来た時に喜んで与えることができるだろう。
エゴは己の貪りにより与えることを躊躇するが、与える実践によってのみ自己は真に幸福になれるのだとエゴをなだめて実践し続ける。そのうち与えることが喜びになり、自然に与えれるようになっていく。
自分のものなどもともと何もない。私の物もこの体もすべて神によって与えらえたもの。すなわち神のものであり、一切衆生のもの。それは与えるために与えられたものなのだから。
常に心にこの思いを保ち、他者の利益となれますように。